2016年01月11日

街路樹について考える

街路樹サミットに行ってみました。
以前に紹介した「群馬直美展~街路樹 葉っぱの詩~」と合わせて
国営昭和記念公園 花みどり文化センターで開催されました。

「街路樹サミットin立川」です。

最寄駅から自宅までに10分足らずの道に植えられている街路樹には
四季折々の楽しみがあります。

今まで、いっぱい楽しませてもらっていたけれど
街路樹にまつわる問題に関心を払っていなかったことに気づかされました。

街路樹について考える

街路樹に関する苦情は、落ち葉の季節や虫が発生する等の問題で自治体に寄せられるそうです。
「困るから枝を切って欲しい・・・」と。
ある日突然、枝がぶつ切りにされた街路樹に、唖然とした覚えがありますが、それは苦情対策だったのです。

街路樹の効用は
・騒音を吸収
・粉塵を吸着
・天然のエアコン
・動体の認識を助ける(遠近法?)
・生態系の保存(植え方によっては)

などたくさん

街路樹のぶつ切り・・・刈込というそうです。望ましいのは剪定。樹形を残しつつ枝を落とす作業は時間が必要。つまり費用がかかるということです。
このぶつ切りを見ても、何も感じることができなくなる怖さの話をされていました。
そうですね。はじめはドキッとしても、毎回ぶつ切りだったら・・・こんなものかと思うようになるかも・・・

牧野富太郎さんの言葉を引用されていて、心に残りました。
「植物には人を善導する力がある」
知恵を出し合って、街路樹という身近な自然と共存しながら、人として感受性を鈍らせないでいたいものです。

一緒に参加した友人は、庭の落ち葉掃きで腕を痛めました。でも彼女は、腕を痛めても落ち葉が嫌いではない・・・落ち葉が利用もされず焼かれてしまうことに心を痛めています。

落ち葉の利用???
堆肥にしたり、チップにしたり、自然に還すよりよい方法がもっと見つかるといいです。

また「アダプト制度」と言って、行政が、特定の公共財(道路、公園、河川など)について、市民や民間業者と定期的に美化活動を行うよう契約する制度を取り入れているところもあるとか。公共財として、もっと広く地域で引き受けることで解決できることもあるかもしれません。



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