一次産業×デザイン=風景「ニッポンの風景をつくりなおせ」

タマヤー

2011年09月13日 22:40

面白い本を紹介します。

「ニッポンの風景をつくりなおせ」一次産業×デザイン=風景
                     梅原 真著 (羽島書店)

ツイッターで小平のゆるキャラ「ブルベー」の立役者、ヒラバックスさんがこの本のことをつぶやいていて、気になっていました。
やっと手にして開いてみると、グラフィック・デザイナー梅原 真さんの手がけた作品が、商品の説明と依頼者のコメントと共に紹介されていました。読むというより、まず眺める。眺めているうちに、食べたくなったり、使ってみたくなったり、生産者に会いにその土地に行ってみたくなったりします。

「全ての基本は一次産業だ!一次産業は日本の風景を紡ぎだしている。風景を見れば、その国がどんんな国かがわかる。一番大事なものは風景である」と語る梅原さんは、
「この男がひとたびプロジェクトに関われば、どんなものでも飛ぶように売れていく。カツオだろうが、砂浜だろうが、ユズだろうが、村だろうが、例外はない。そんな魔法のような腕を持つ男が土佐にいた。梅原真、59歳。高知県香美市に住むグラフィックデザイナー」だそうだ。(日経)


先週は、三鷹で研修三昧!最終日にブログ仲間のエルダベリイさんに誘われて、三鷹駅近くの「東日本応援ショップ」に立ち寄りました。
後で調べて分かったことですが、株式会社まちづくり三鷹が、東日本大震災の被災地を応援するために、三鷹市の姉妹都市・友好都市を中心とした東北の青果・農産加工品などを取り揃えて販売し、ショップの売上げの一部を被災地復興支援のために充てるそうです。
エルダベリイさんと、店内をうろうろしていたら、研修でお世話になった堀池さんも来られて「レトルトしじみ貝」を薦めてくださった。砂だしもしてあり、そのまますぐ調理できて、身もぷっくり・・・美味しくいただきました。


赤いパッケージはよく目立って、それなりにインパクトはあるけれど、右側の梅原さんのデザイン「いせ・てぼり・あさり・ぷり・ぷり」のコピーも流石!

東北の一次産業の復興には、デザインの力も必要。そんなことを考えながら、しじみ汁をすすりました。

集団

ホアンはテレサを愛していて

テレサはライムンドを愛していて

ライムンドはマリアを愛していて

マリアはホアキンを愛していて

ホアキンはリリーを愛していて

リリーは誰も愛していなかった

ホアンは合衆国へ行ってしまい

テレサは修道院へ

ライムンドは思いがけない事故で死に

マリアは独身でとおし

ホアキンは自殺し

リリーは平凡な男J・ピント・フェルナンデスと結婚した

カルロス・ドルモン・ジ・アンドラージ

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