NPO事務局の道具箱

ずっと気になっていました。武蔵野プレイス
機会があり、見学してきました



ロゴマークはプレイスの“P”からきているとか・・・全体的に丸い窓、丸いイス、柱も曲線、吹き抜けやらせん階段もあり、ゆったりとできるデザインに統一されていました。

入ってすぐにカフェスペースがあり、図書館の本を読んでもOK。夕方からはアルコールもOK。
禁止事項の多い公共施設に慣れている者からは「そんなにゆるくて大丈夫？」の声が上がりそうです。
でも、心配なく！トラブルは起こっていないそうです。

「図書館」「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」の機能を持つ複合施設。

できるだけ、各機能がフロアーで分かれてしまうのではなく、隣合わせわせになったり、吹き抜けから音や匂いが伝わってきたりして、触れ合う中で生まれる効果も期待しているというお話でした。

私が一番印象に残ったのは、「青少年活動支援」のスペース。
B2は、「芸術・美術・青少年向け図書フロアー、青少年の居場所、創作活動の場」となっています。
↓拡大できます。



フロアーに入った途端。今までとは匂いが違いました若者の汗？？青少年の居場所は飲食も自由になっているのでそれも混ざった匂い？？でも、小学生から高校生までが三々五々、語ったり・・・漫画を読んだり・・・ゲームをしたり・・・学んだり・・・打合せをしたり・・・雑然としていながら心地よい空間となっていました

中央の居場所の周りに「スタジオラウンジ」「オープンスタジオ」「サウンドスタジオ」「パフォーマンススタジオ」「クラフトスタジオ」の個室も用意されています。こちらは利用者講習会を全員が受けておく必要があり、有料の設定となっています。（お小遣いを出し合って使える金額の設定）

こちらも、今のところトラブルなし！活動の自由を尊重されていると、あえてイタズラしようとか、破壊しようとか、そちらにエネルギーが向かわないものなのかもしれません。

第一印象は施設のハード面の斬新さや充実した設備に目が向きますが、よくよく話を伺うと・・・施設の運用面での柔軟な考え方に魅力があることが伝わってきました。財政の厳しい自治体では、新しい箱ものを建設することは難しいです。今あるスペースをどう活用していくか？についても、いろいろとヒントをもらえる施設です！

施設をどう管理するかとか、コストをどれだけ安くするかとかの視点ではなく、いろいろな世代の利用者も交えて、どう有効に活用していこうかアイデアをもっともっと出し合いたいですね。