2013年08月22日

東大和の幕末期歴史展

東大和市立郷土博物館では、企画展示「激動の幕末・明治期を探る~東大和の歴史展」が開催されています。

東大和の幕末期歴史展

歴史に疎い私ですが・・・職員さんの解説を聞くと、身近な地域で発見された資料が歴史の大きな流れに結びついていることが分かり、とても有意義な時間を過ごすことができたので紹介します。

一番びっくりしたのは東大和市内の蔵から出てきた資料に「江川太郎左衛門」の名前があったこと。

東大和の幕末期歴史展


「江川太郎左衛門」は伊豆韮山代官として38代続く家柄で、多摩郡159村もその管理下にあったそうです。
「江川太郎左衛門」の中で一番有名な江川 英龍(えがわ ひでたつ)は、洋学の導入に貢献し、民政・海防の整備に実績を挙げる。日本で初めてパンを焼いた人物としても知られる。(ウィキペディアによる)

黒船騒ぎがあった頃、騒ぎに便乗して米価を吊り上げたりしないようにという廻状(領主や代官が村々に命令を伝える際、順次回覧させる文書)が残っていて、「里正日誌」から引用して、原文と現代語訳を併記して展示されています。

東大和市の指定文化財『里正日誌(りせいにっし)』には、こうした廻状・明治になってからの布達などの原本を、幕末から明治にかけて編年形式で編纂して残っており、貴重な資料なのだそうです。

その他、新撰組につながるような、天然理心流の免許の目録なども展示されていて、幕末の多摩地域の気運は東大和の辺りまで大きく広がっていたことが伝わってきました。

私の説明はあやふやなので、実際に専門の職員さんの解説を聞いていただくことをお奨めします。
★展示ガイド 8/25(日)9/14(土)9/29(日)13:30~30分程度(予約不要)



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